【12/8アップデート】新しい検索画面など利用可能に

こんにちは、アントベアクリエイツ森田です。
2024年12月8日に行われるkintoneアップデートで検索機能の刷新などがありますのでご案内させていただきます。

アップデートの概要としては、新しい検索画面の提供や、ファイル読み込み方式の一本化、メンテナンスモードのさらなる強化など、運用面での改善が行われています。

1. 新しい検索画面の提供開始

今回のアップデートで大きな変更は、新しい検索画面です。
2024年12月版より、従来の検索画面と新しい検索画面を切り替えながら利用できるようになり、2025年1月以降は新しい画面へ完全移行される予定です。

 

新しい検索画面の特徴:

  • 絞り込み機能の強化
    「レコード」「スペース・スレッド」「添付ファイル」など、情報の種類に合わせて絞り込みが可能になり、より的確に必要な情報へたどり着くことができます。
  • 補足情報表示
    アプリ名で検索した場合はアプリの説明、スレッド名で検索した場合は所属するスペース名などが表示され、より検索結果がわかりやすくなります。
2. ファイル読み込み方式の一本化

これまで「従来のファイル読み込み方式」も選択可能でしたが、今回のアップデートで提供が終了し、「新しいファイル読み込み方式」に一本化されます。

ポイント:

  • ファイル読み込み時の手順や挙動は今後「新しいファイル読み込み方式」に統一されるため、事前に確認・慣れておくと良いと思われます。
  • エラー発生時の処理方法は引き続き選択可能(デフォルトは「読み込み継続」)で、運用の柔軟性は確保されています。
3. メンテナンスモードの改善

以前にご紹介した「アプリを一時的に非公開にするメンテナンスモード」機能に対し、今回のアップデートで、特定のユーザーにメンテナンス中でもレコード操作を許可できる設定が追加されました。

ポイント:

  • 一般ユーザーはメンテナンス中にアクセス不可のまま、特定ユーザー(「メンテナンス作業者」)のみがアプリ内のデータ閲覧・更新を実行可能。
  • 設定変更やレコードの一括更新を行い、その後すぐに一般利用を再開するといった柔軟な運用が可能になります。

この機能により、メンテナンス中でも必要な作業を円滑に進められ、業務停止時間を最小化することができます。

4. そのほか変更点
  • JavaScript APIの仕様変更:ログインユーザー情報を取得するAPIにおいて、languageプロパティの戻り値仕様が変更されます。
    カスタマイズやプラグインでこの値に依存している場合は、挙動を確認・修正が必要になる可能性があります。
  • 今後のアップデートや開発中機能:今回ご紹介した情報は公開時点でのもので、今後変更される可能性があります。最新情報は定期メンテナンス情報や公式アナウンスをご確認ください。
まとめ

2024年12月アップデートは、多岐にわたる改善が行われています。
ご不明な点や詳しい運用方法については、ぜひお気軽にご相談ください!

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